富士山&温泉三昧ツーリング |
個人的に、日帰りでは何度も訪れている富士山へのツーリングはクラブ行事としては私が入会してから、行われていない。
当初は、富士山を一周しようと東名「海老名SA」に集合の予定だったが、北関東の皆さんの利便性を考え中央高速「談合坂SA」に変更し、宿も一軒宿の秘湯に決め、下見走行も入念に行い当日を迎えた。(窮車R60での参加、幹事・中島)
幹事様のご指名(下命?)により、今回ツーレポなるものをシタタメてみます。さて、ぼっーと天国にいる気分で走っていたので、何から書き起こせばよいやら・・・(リポーター・前世はドイツ人)
2012年5月26日(土)
朝から快晴! 昨日まで不安定な天候が続いていましたが、今回の中島御大の企画を祝福するかのような晴れ間が覗きました。
出発1時間前、談合坂SAではすでに何人かの参加者が参集、一様に笑みをほころばせています。みなさん、気持は同じようです。
▲談合坂SAにて。白馬の騎士さん、お見送りと差し入れありがとうございました。
▲いつもの、出発前のミーティング、日差しが強いので日陰で行う。
事務局長挨拶、幹事挨拶・企画趣旨説明、ゲスト紹介を終えて、10:00ジャスト、今回はもうすぐ生誕86歳をお迎えになるR1100RSの古本翁を擁して、ソロ20台、SC2台総勢22名のBMWを愛して懲りない面々のいざ出陣です。
中央道、一団きれいに隊列をなして無難に走破。
スバルライン入口にては立ちゴケのアクシデントもありましたが、気のついたメンバーがいち早く駆けつけ、現状の回復に努めました。クラブの心根の温かさが感じられる一コマでした。
▲さしたる渋滞も無く「富士スバルライン」料金所に到着。スバルラインは往復1,600円
「スバルラインはフリー走行」という幹事様のご配慮発言にもかかわらず、ときおり背中を見せるバス、車に阻まれて走行は一進一退(ホントは退くわけではないけれど、雰囲気でイメージしてください)。
▲富士スバルラインにて、富士山五合目を目指す。
ついでに霧が出てきて、寒さとも向き合う走行となりました。
▲富士山四合目の「大沢駐車場」、霧が出てきて南アルプスや八ヶ岳の眺望は見られず残念。
目的地、富士山五合目(標高2305m)駐車場は満車、乗用車は40分の空き待ちということで、幹事様のお知恵よろしく、SC二人は一つ手まえの駐車場で降輪し、しばしのタンデムを経て、流れ良く昼食会場へと辿りつきました。
▲SC二人は、タンデムにて、渋滞をすり抜け富士山五合目駐車場へ。
▲バイク置き場はそんなに混んでいなかった。
▲昼食の「ほうとう」は予約してあったのでスムーズだった。それに以外と美味しかった。
▲レストランから見た、富士山山頂
みなさん、お腹が空いていたようです。ほうとうご飯、美味でした。lecker!
富士スバルラインを下り、139号線から県道71号線に左折し、本栖湖を見下ろすパーキングでしばし休憩し、記念撮影。
▲県道71号線、樹海の中を走る道路で富士山も近くに見え気持がいい。
▲県道71号線のパーキングにて、天気も良く眺望も素晴らしかった。
県道71号線で井形さんのバニアケースが後続車と接触し落下するというアクシデントがありました。
画像はそのときの様子を写したものですが、メンバーが真摯な表情で事態の収束に当たった様子がうかがえます。「個よりも全体」というクラブの温かさが再度にじみ出たひと時でした。
そんなアクシデントがあり、予定にあった「もちや」への立ち寄りを諦め、本栖湖に直行、湖畔で視界に映る富士山と千円札を交互ににらめっこ。みなさん心躍らせていたためか、散り散りとなり、時間も押した頃、事務局が警報を鳴らしてメンバーを呼び集めるということにもなりました。
▲本栖湖からみた富士山。この場所からの絵柄が千円札に描かれている。
それからは快適な山道を一路宿へと。
▲赤石温泉にて
宿の「赤石温泉」はなんとも風光明媚な山の奥にぽつんとあって、いかにも静寂を極めた地に自然に溶け込んでみえました。荷物を下ろすと多くの方はすぐに露天風呂へと。湯のなか、湯の後、夕食までのひととき、あちこちでバイクにちなんだ話題を楽しむ姿が見受けられました。
▲オーナー手作りの露天は、心も体も温まる、それにマイナスイオンもいっぱいだ。
夕食は幹事様のかゆい所にまで手が届くご配慮で、ビールを浴びながら堪能。あまつさえ、幹事様からはBMW特製?の素晴らしいプレゼントがありました。
その後、その場での二次会となりました。最後まで残ったのは、中島さん、井形さん、湯本さんと佐藤だったでしょうか?中島さんの口からは話題が「あちこちと脈絡なく振りまかれ、飛沫を放ちます。それに負けじと振られた輩が応戦。井形さんは姿勢を正して「能楽」の口上までさせられる始末、その姿を眺めながら、なぜか、私はお笑いコンビを組んだ中島さんが、とある番組でつっこみコントを演じている姿を彷彿としてしまいました(お気に障ったら御免なさい)。
とにもかくにも、それぞれの方の仕事での老練な内輪話が聞けて、それはそれは面白可笑しく興味深いものでした。
5月27日(日)
翌朝、みなさん起床が早く、日の出のころから玄関前で談笑の声が響きました。私はレポ―ターを引き受けた責務感から、「妙蓮の滝」を画像に収めなくてはならないと思いたち、独り出かけたのですが、途中自然に礼を欠くことをしてしまいました、ご不快な思いをされた方、ご免なさい。
朝食までの時間はとても長く感じました。皆さんも待ち遠しかったようで、御櫃はだいたい空になっていたようです。その後、古本さんからのお志があり、それを受け取った方々の笑顔がこぼれるなかで記念撮影、解散式を経て、みなさま其々の帰途に就きました。
▲旅館前にて記念撮影
今回のツーリング企画は「富士山」という日本人の心を舞台に華を添えたものとなりました。それもこれも幹事様の熱いお人柄に拠るもので、感謝の気持ちに満たされたのは私ばかりでなかったかと想像いたします。
私事ですが、・・・土曜日も働いている細君に代わって一刻も早く子守をしなければならないと、家には12時前に到着。3歳になる娘が「おとうちゃん」と叫びながら駆け寄ってきてくれました。サリン事件で世相が暗澹としていたころ、「人を殺すより、誕生という神秘の方がよっぽど面白い」と作文していた高校生がいました。出産についてはちょっと辛い経験もありましたが、結果として一つの生命の誕生に立ち会えたということの仕合わせをこのとき改めて感じました。このツーリングを機にまたしばらくは仕事に励めそうです。そんな機会を与えてくださったみなさまに深く感謝いたします。ありがとうございました。
総走行距離約350km 燃費21km/l
文責 「前世はドイツ人」でした。(一部管理人が修正・加筆しました)
【富士山スカイライン新五合目】
27日、もちやで皆さんと別れた後、あまりにも天気が良いので、奥本さん、吉野さん、中島の三人で富士山表側の新五合目にも登ってきました。
富士山スカイラインから新五合目までの道路は現在無料で、富士山を正面に見ながら一気に2400mまで駆け登ることができ、バイクだとこちらの方が楽しいかも。
五合目から富士山頂上を見上げると、スキーやスノボーを楽しんでいる人が沢山見受けられた。
▲富士山スカイライン「水ヶ塚PA」にて
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