同伴ツーリング(万座温泉) |
奥様方に感謝を捧げる同伴ツーリング
(リポーター:玉葱小僧)
梅雨の候、で始まりたい季節だが今年の梅雨はどうしてしまったのか?群馬も例外ではなく雨量は例年の30%とのこと、暫くサボっていたウォーキングを5月から再開した。
早朝に農家の老人が水の無い田んぼを、恨めしそうに眺めている姿を見ると心が痛む。何とかしてあげたいが、こればかりはどうにもならない。成らぬものは成らぬ!と、はるかちゃんも言っている。
今回の幹事を任されて、やはり気になるのが当日の空模様である。
晴れてくれれば八割は成功である。
二日間ともドピーカンの晴れを誰が想像しただろう。
何時ものように出発前の点検を済ませた。「燃料よし!点検よし!空気圧良し!」これをツーリング前の三方良しの確認と言う、近江商人の言う(三方善・良し)のとは全く違う。
嫁さんをサイドカーに乗せて第二集合場所の横川SAへ向かう。
皆さん揃っていた。良し!
同伴ツーリングは今回で8回目らしいが、言い出しっぺのヒロシ様は、何故か幹事を小生に振ってきて、「僕ちゃんも最近はボケが有りまして!」などと冗談を交えてお話をするが、全国の秘湯を廻って来た後遺症(湯あたり)と推測される。
そんなヒロシ様を案じて今回は万座の湯を宿とした。
初日は軽井沢から浅間記念館(バイク博物館)・浅間火山博物館を見学。
昼食は草軽電鉄・旧北軽井沢駅となりの大衆食堂「ますや」を設営した。特別変わった味がするわけではないが、昔から真面目な味が守られている大好きな食堂である。(越後屋も然りである)
次の目的地は鎌原観音堂である。
天明3年(1783年)の浅間山大爆発時に村を火砕流で流された歴史の地である。570人の村人で、この観音堂にたどり着き生き残ったのは93名だった。、
最愛の相手を無くした男女が、村の復興を願い、相手を探し、家族を作り、村の人口が大災害前の人数に戻るのに100年掛かったと聞く。
今も観音堂で続けられているお念仏は、当時、命を落とした、愛する人達を偲んだものと聞いた。
後年の発掘調査で老いた母親を背負った娘の白骨体が石段で見つかった話は有名であるが悲惨である。
当時の幕府は村の復興のために、いち早く対応をし、巨額の資金と人材を投入したと歴史書に載っていた。
今のバッチを付けた人達にも見習って頂きたい。
雨にも降られる事無く残りの宿までのコースはクリア出来た。
よし!よし!ジェジェ!文章が面白すぎて玉葱らしさに欠けてきたな。
ロマンチック街道を走り新緑の中、木漏れ日を満喫しながら草津を過ぎるとコーナーの連続、高度がグングン上げながら白根山頂上を目指して走った。
この時期に、この景色を見ながら走れる事に感謝する。トップ引きを任されても自然とアクセルは開いてしまう。長年の性(右手バカ)である。
「治らぬものは治らぬ!」2番手を走る事務局長の走りは、ゆったりとした走りだ。
パッセンを乗せたコーナーの連続は肩がこる。事務局長の走りを見て今回実感したことは、コーナーはゆっくり走れば疲れないことを学んだ。
3時半に大事なく万座温泉「日進館」に全員到着。
入口にお出迎えの人達が待っていてくれた。
宴会までの時間もたっぷりあるので、早速・露天風呂に入る。奥様方は、皆さんお肌すべすべの
湯上り美人になる。これでコンパニオンも8名と超豪華な宴会のスタート。
乾杯のご発声は来年88歳の米寿をむかえる古本爺で始まった。
含蓄の有る挨拶は、毎回勉強になる。
カラオケも始まり、酔った勢いで下手な歌と共にマイクに唾を吹きかけていた。
大酉はやっぱりカラオケ先生の事務局長が名曲「三つで五百円」を披露してくれた。
小生もこの歌の大ファンだ。昭和の物悲しさの中に笑いがある。現実の厳しさの中に暖かさが感じる歌だ。さあ~皆さんも一緒に歌いましょう。♪・♪・♪・目頭が熱くなる。
♪「三つで五百円」→こちら♪
そして抽選会。・・旅館が提供してくれた一泊招待券を会計の奥本さんがゲットした。
沢山の宿泊客の中で当クラブの会員が当選したことは喜ばしい事である。僻んでいる場合ではない。
トーンの下がった声でボソット一言、良し!
廊下で見たことのある男に遭遇した。饅頭屋店主の敬ちゃんだ。また何か悪いことをし、嫁さんに叱られたのだろう。頭を丸めていた。乗り物はBMWでの参加らしいが四輪のロードスターだった。
なぜ山深く雪の多い所に住む人がオープンカーに乗るのか小生には解らない。翌朝も仕事が入り、早々に帰って行った。皆が酔ったスキを見てカラオケは3曲歌っていた。
新人の人は滅多に会えない隠れオーナーズ会員です。(お見知りおきを、)
露天風呂(極楽湯)・長寿の湯・姥湯・姥苦湯・ささ湯・苦湯・滝湯・真湯・満天の湯・とバリエーション豊かな湯を皆さん幾つゲットしたでしょうか?小生は3つでした。500円?でした。
翌朝はバイキングの朝食をとり、宿の前で集合写真撮影後、何組かに分かれて解散となった。
このまま直帰は勿体ない天気だ。そこへ事務局長の奥様のリクエストで小布施へ行くことになり、それならば特別のコースを紹介する事にした。知る人ぞ知るR112である。
右に横手山・谷底に山田牧場を見ながら、前方に北アルプスの大パノラマが展望出来る稜線を走るコースである。
玉葱を先頭に鈴木SC・田中SC・ソロ奥本・神田・蝦夷帰りの高橋・消防単車・4輪は高橋顧問・病院車検を終えた吉野さんの隊列を組んで走った。
何度も走ったコースだが、こんな快晴は滅多には無かった。
小布施の栗おこわを食べ、須坂・菅平・真田・小諸・ICで高速に乗り帰宅した。
その日の内に感謝の電話も戴き、幹事冥利につきる同伴ツーを終了することができた。
幹事役も少しクセになりそうだ。もうヒロシさんには譲れない!
今回の会計係を受けてくれた、生馬・須田ジュニアさんにも感謝致します。
▼親子二代で参加の須田一家(須田さん、奥さん、ジュニアーひとし君)
昨年は仕事の都合で欠席が多く成りがちであったが、今年は出来る限り参加するように心掛けようと固く誓う玉葱小僧でした。
最後に皆さんに声高らかに、・セーノー・良し・良し・良し!!
合掌
参加者、男22名:女8名 合計 30名でした。
レポーター:会員No25、玉葱小僧(小柴)
※ツーリングレポート一覧に戻る→こちら
---------------------------------------------------------------------------