2013年 02月 11日
ニュージランド紀行(後編) |

2月11日(クライストチャーチ→オアマル)
いよいよ今日からバイクをレンタルしツーリング開始だ。

朝食の時、道祖神グループと顔を合わせると、我がクラブ員の大槻さんを含む9人であった。
これで総勢12人となりタクシーに分乗しレンタカー屋へ向かった。

私が今回借りたバイクはBMW R1200GSだ。
レンタル代は基本より45,000円高く、さらに保証金は$3,500(315,000円)だ。イギリスでもそうだったが、BMWは高い!!
※「イギリスとマン島を巡る10日間」→こちら
シートはローシートに変更してくれたので助かった。

▼大槻さん

▼土方さん

出発前に全員での記念撮影。

クライストチャーチの市内を走りだすと、あちこちに2009年の大地震の傷痕がまだまだ残っていた。

市内を抜け、1号線を南に走り、昼食後はフリー走行となった。
私はいつの間にか一人旅となり、途中景色の良い所で写真を撮りながら合流地点に向かった。



皆さんと合流後、添乗員Yさんの車を先頭に牧草地帯を走り、映画「ナルニア王国物語」でのロケ地として有名な「エレファントロック」を訪ねた。

エレファントロックは景色は良いのだが、いたる所に羊の糞があり閉口した(笑)

ツーリング初日の宿泊地はビクトリアン様式の建築物が残るオアマル(2万人)だ。
ホテル「KINGSGATE BRYDONE」は1号線沿いにあり、1881年に建てられた古いもので、回りの建物も歴史がありそうだが、夕方のせいか、人が歩いておらずゴーストタウンのような雰囲気であった。

近くのレストランで、全員で食事したが、日が落ちると異常に寒くなり、オプションのペンギン観察には誰も行かず、そのまま就寝となった。

2月12日(オアマル→クイーンズタウン)
今日はどんよりと曇っており肌寒い中を出発した。
1号線を外れ、海岸線に出て、モエラキ・ボルダーを見学。

▼海岸に降りて見ると球形の岩(モエラキ・ボルダー)が転がっていた。

この日の午前中は曇っており肌寒かったが、徐々に晴れてきて気温も上がってきた。ここでもフリー走行となり各々の走りとなった。
1号線を右折し、内陸部に進んだ。ここら辺りから、バイク天国な風景が現れてきた。
とにかく、前からも後ろからも車が来ない。景色は北海道の道東のような感じであった。
但し、油断していると、突然、後ろから猛スピードの車に追い抜かれることもあるので気が抜けない!!



途中、昼食の後、さらに内陸部の川沿いを走り、景観の良い所で休憩し、クィーンズタウンを目指した。

▼クロムウェルのダム湖畔にある展望駐車場


添乗員Yさんの計らいで、1988年に世界で初めてバンジージャンプが行われたという「カワラウ・ブリッジバンジージャンプ場」を見学した。
ジャンプ台のカワウラ橋も古くて渋いと思ったら、1880年に架けられた歴史ある建造物だそうだ。


▼ジャンパーは若い女の子が多かった。

我ら同行者のTさんが「飛びます」ということになったが、1回のジャンプ代が$180(16,200円)ということで、Tさん躊躇。
我ら11人が$10ずつ寄付することになり、ジャンプすることになった。

しばし待つと、本人の出番となり、我らの目の前で43mの高さより勇勘にジャンプ!!



本人いわく、 「さすがに、腰が抜けた」そうです。
突然、土方さんも「俺も飛ぶ!」と言ったが、二人分$20は出せないとの皆さんの意見で取り止めとなった。(土方さんの勇気に敬服)
今夜の宿泊地のクィーンズタウン(1万7千人)は観光地として有名で、市内に入ると車も人も増えてきた。
我らの、ホテルは町の中心部を抜けた山の中腹にあった。
そこからは回りを山で囲まれたワカティプ湖が眼下に見られた。
▼1912年製造の蒸気船「アーンスロー号」が石炭の煙をなびかせ走っていた。

夕方、バスで中心部まで土方さんSさんの3人で下り、買い物と食事を楽しんだ。
▼私の会社が、以前、日本で販売代理店をしていた、NZが発祥のラグビーショップ「カンタベリー」訪問

▼Tシャツ屋さん、ここは土産物らしくないデザインが可愛く、孫のためにTシャツをゲットした。私がTシャツ屋でもあるので、日本での販売代理店になりたいと思ったほどだ。
※走るTシャツ屋のホームページ→こちら

▼ラム肉はイギリスで食べた時より臭みが無く美味しかった・

クィーンズタウンは観光地でもあり、特に中国の旧正月と重なったせいか、回りから聞こえて来るのは中国語が多かった。
2月13日(クイーンズタウン→トワイツェル)
今日はNZツーリングハイライト、マウントクックを目指します。
ホテルから30分程、北に走ると、NZでは珍しい急坂のコーナーを駆け上がり、のどかな牧草地帯を走り、突き当たると湖にでた。
そこの公園で休憩となった。




しばらく走ると、マウントック方面に向かう分岐となり8Aに進んだ。
▼「MT COOK」の標識を見て喜ぶ二人。

ここからの道は島国とは思えない風景が、延々と続くのであった。


天気も良く風もさわやかで、走るのには最高だ。
ランチは給油を兼ね、地元のカフェの屋外でした。

食事後、走りだすと左手にターコイズブルーの湖が現れた。
神秘的な湖の色には、驚いたが、プロローグにすぎなかった。

さらに走ると、正面にマウントクックが現れてたきた。
小高い丘を越えると、目の前にターコイズブルーのプカキ湖が現れ、その正面にNZでの最高峰3574mのマウントクックと3000m級の山並みが望め、今までに見たことのない、雄大な光景が広がっていた。
湖の独特なターコイズブルーの色は氷河から融けだした水に、岩石の粒子がが混ざり合って出来たそうだ。


それから、マウントクックを正面に見て麓まで走るのであったが、なかなか近づかない。


今度は正面に蔽いかぶさるように氷河を抱いた山並みが現れた。

行き詰った所にあるビジターセンターで休憩し、マウントクックとサザンアルプスをバックに団旗とともに記念撮影を行った。

▼ニュージランド国旗とマウント・クック

帰りは同じ道を引き返し、今日の宿泊地「トワイゼル」を目指した。


宿泊地「トワイゼル(1280人)」は小さな町で、マウントクックとは50kmも離れているのだが、空気が澄んでいるせいか、はっきりと望むことが出来た。

マウントクック地方は年間150日近く雨が降るそうだが、こんなにはっきり見えるのは初めてだと添乗員Yさんも驚いていた。

ここらは、世界一星空が美しいと言われていて、夜間、空を見上げたら天の川や南十字星(サザンクロス)が見えた。

(同行者Tさん撮影)
2月14日(トワイツェル→クライストチャーチ)
今日はバイクで走る最終日だ。
昨日、走った道を北上し、プカキ湖で記念写真を撮り、テカポ湖を目指した。



次に訪れたテカポ湖も観光地として有名で、1935年に開拓民によって、その湖畔に建てられた「善き羊飼いの教会」も見学。
🔻羊飼いの教会

教会の祭壇の大きな窓から、テカポ湖とサザンアルプスが望めた。

それからは、添乗員Yさんの車を先頭にクライストチャーチに戻り、ガソリンを給油し、3時過ぎにはバイクの返却となった。

▼スタンドは全てがセルフだったが、ハイオクだとリッター$2(約180円)以上だった。
それにSAで普通のコーラ(500ml)を買ったら$4(約350円)もした。NZの物価は消費税が15%もあってか高いと感じた!!

▼無事に到着、おもわず「バンザ~イ」

皆さん、無事で良かったです。私も、高い保証金を使うことも無く本当に良かった。
全走行距離1,300kmであった。
ホテルのレストランで完走パーティをやったが、皆さん、やりとげた達成感からか笑い声が絶えなかった。

教会の祭壇の大きな窓から、テカポ湖とサザンアルプスが望めた。

それからは、添乗員Yさんの車を先頭にクライストチャーチに戻り、ガソリンを給油し、3時過ぎにはバイクの返却となった。

▼スタンドは全てがセルフだったが、ハイオクだとリッター$2(約180円)以上だった。
それにSAで普通のコーラ(500ml)を買ったら$4(約350円)もした。NZの物価は消費税が15%もあってか高いと感じた!!

▼無事に到着、おもわず「バンザ~イ」

皆さん、無事で良かったです。私も、高い保証金を使うことも無く本当に良かった。
全走行距離1,300kmであった。
ホテルのレストランで完走パーティをやったが、皆さん、やりとげた達成感からか笑い声が絶えなかった。
明日は、午前3時に起床しなければいけないので早めの就寝となった。


2月15日
NZを飛び立つ。
午前6時45分発の「ジェットスター航空」でクライストチャーチを飛び立ち、オークランド→ソウルと乗り継ぎ成田には日本時間夜9時頃到着し解散となった。



クラブ員の土方さん、大槻さん、それに同行された皆さん、楽しい旅でした。
添乗員のYさんお疲れさまでした。
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皆さん、ありがとうございました。
レポーター:横浜の中島(ビーパル親父)
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by bmwmoc
| 2013-02-11 08:00