2013年 08月 24日
秘境温泉ツーリング |

(リポーター:横浜の中島)
寸又峡は何度も訪ねているが、今回、幹事となりクラブ員の皆さんを案内することになった。それでも、二度ほど下見をして当日を迎えた。
神奈川や東京からは日帰りできる距離でもあるが、群馬や埼玉の参加者のこともあり、東名高速「中井PA」に遅めの9時集合出発とした。

8月24日(土)
午前7時に横浜の我が家を出発。
空を見上げると、天気予報では雨マークもついていたが、何とか大丈夫そうだ。
「中井PA」に到着すると、すでに、大工の古本翁(87歳)、それに植木屋の鈴木さん、川原さんらが到着していた。
さすが、職人組は朝が早い!!
▼来年米寿(88歳)の古本さん、現役でのソロライダーとしてはギネスものではないでしょうか。

▼ぞくぞくとクラブ員が集まってきた。

出発時間ギリギリに菅原会長のサイドカーが到着し、17名全員が揃った。

東名高速はフリー走行とし、「富士川SA」、「日本平PA」と休憩したが、どんどん気温は上昇し日本平では36度、それに湿度が高く蒸し暑い。

今年は、特に、異常な暑さが連日続き、各地で最高気温を更新している、今日も暑くなりそうだ。
「吉田IC」で東名高速を降り、私を先頭に一般道を走ると両側に茶畑が現れてきてお茶どころ静岡県らしい風景となってきた。


大井川にかかる長い橋を渡り左折すると、最初の目的地「蓬莱橋(ほうらいばし)」に到着、この橋はギネスブックに「世界最長の木造橋」として登録されていて全長897mもある。


江戸時代は軍事的なことで大井川には橋が架けられず、かごやおんぶなど、人足を使って渡るしかなく、また、水害などで渡ることが出来なくなるも事も多く「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と詠われた。


ここで、1時間のフリータイムとし、各自、すぐ近くのショッピングセンター内で昼食とした。
寸又峡方面へはいつもは、対岸の国道473号を北上するのだが、今回は大井川を左手に見て、県道64号で北上し、事前にネットで調べていたSL(蒸気機関車)の通過時間5分前に「道の駅・川根温泉」に到着!!
この道の駅から、鉄橋を渡るSLの雄姿を見ることが出来るのである。
鉄橋の所でカメラを構えるが、時間になっても来ない!!パンフレットを良く見ると「運転日注意」の文字、そう、この日は運行休止だったのだ。

「皆さん、ごめんなさい」
とにかく日指しが強く暑い!!バイクは元気なのだが人間がバテバテ!走っている方が涼しいということで、早々に道の駅を出発し、大井川鉄道終着駅「千頭駅(せんずえき)」を目指した。

千頭までの道は大井川沿いにSLで有名な大井川鉄道と並走しており、景色も良く、何となく川から吹く涼風が気持ち良い、ペースを落としゆっくり走る。
私は密かに、千頭駅に行けばSLが見られることを期待した。

午後3時頃、千頭駅併設の道の駅「奥大井音戯の郷」駐車場にバイクを停めて、駅の方を見ると、黒煙が!!駆け寄ってみると、そこに、SLが出発間近!!


まもなく、客車を引き勇壮な汽笛と煙をはいて、「新金谷駅」に向けて走っていった。
もう一両、SLがあり、人力での方向転換を目の前で見学することも出来、皆さんご満足。



この大井川鉄道にはSL以外の電車も昭和時代の近鉄、京阪、南海の各車両が昔のままの車体色で運用されており「鉄ちゃん」憧れの場所なのだ。
私にとっては、道の駅でのリベンジができました。
この後、アプト式(坂道専用のギアで上下する)で有名な「大井川鉄道井川線」沿いに山間を抜け、「長島ダム」と「湖上駅」を目指す予定だったが、皆さんの顔を見ると、 「早く、宿に行きた~い」とありあり。

これからはハードな道が続くので無理は禁物と宿に直行することにし道の駅を出発した。

寸又川沿いに高度を上げるにつれ、山は深まり、道幅もせまくコーナーもきつい、サイドカーも3台いるので、対向車が来ると無線で後続車に伝えて走行した。

行き止まりにある寸又峡温泉の「飛龍の宿」に午後4時頃に到着し、露天風呂へ。

ここのお湯は南アルプスの麓から湧き出ていて、無色透明だが、湯上がりの肌がつるつるすべすべとした感じが特徴で「美女作りの湯」として有名だ。(写真はトドの集団?)

それに山間のせいか、気温は26度ほどになり、下界から比べれば涼しい。
宴会は6時からで古本翁の乾杯で始まり、大いに盛り上がり終了。

二次会は部屋で行い10時頃には就寝となった。
8月25日(日)
6時頃、目が覚め、露天風呂へ。
風呂上がりに宿の近くを散策していると、そこに吉野さん、野村さんと遭遇、朝早く1時間程かけて「夢の吊り橋」を見学してきたそうだ。
▼宿から歩いて往復約1時間、長さ90m、高さ8mの「夢の吊り橋」

売店のオバちゃんに勧められNHK朝のラジオ体操に参加、第一は分かったが第二は全然分からず(汗)
それに早朝のラジオ体操は小学校以来で、体は全然回りませんでした。。。。
朝食をしている時、外を見ると雨が降ってきて、本降りとなってきた。

全員、カッパを着用し出発したが、昨日、行けなかった「湖上駅」と「長島ダム」の見物は残念であったが、この雨では無理と判断し直帰することにした。
千頭の所で左折し、国道362号で峠越えしたが、雨の中、急坂・急コーナーが続くこの道を古本翁「いろは坂」よりきつかったとの弁、でもここを難なくクリアした87歳の古本翁はさすがです。

新東名「静岡SAスマート」で高速に乗り、「駿河湾沼津SA」で解散となった。
▼ガソリン補給班班長・林さん(赤いカッパ))


今回参加された皆さん、お世話になりました。
また、群馬より参加の田中さん遠い所お疲れさまでした。
レポーター:横浜の中島
※もっと写真を見る→こちら
※ツーリングレポートに戻る→こちら
-----------------------------------------------------------------------------
by bmwmoc
| 2013-08-24 09:00