2013年 09月 14日
遠野を巡る、みちのくツーリング |

みちのくツーリングは毎年、福島のメンバーにお願いしているが、今回は岩手県遠野市出身の小水内(mizu)さん案内による遠野地方と福島のメンバーとがコラボした二泊三日の企画になりました。
それに今回のツーレポは前半は生馬(消防単車)さんで後半は林(工場長)さんになります。
(リポーター:生馬)
岩手県遠野市までは距離もあることから、いつもの集合場所の東北自動車道「佐野SA」ではなく、さらに北寄りの「上河内SA」に7時集合です。
9月14日(土)
自宅の東京北区を午前5時に出て「上河内SA」に到着すると、1番は群馬の田中さんでした。出発時間前には続々と十数名の参加メンバーが結集します。

奥本さんの代わりに急遽、参加となった秩父の安田さんは後から追っかけるとの連絡を受け、揃ったメンバーで「上河内SA」を出発しました。
東北自動車道「安達太良SA」で福島の斉藤さんと合流。
簡単なミーティングの後、遠野を目指し出発、「菅生SA」で安田さんが追いつき合流しました。
順調なペースでトラブルもなく東北自動車道を北上します。

花巻JCTから東和ICで降り一般道を走り、日本のふるさと、遠野物語で有名な遠野に到着すると、明日が八幡宮のお祭りだそうで街は準備の真っ最中、それに、来週の21,22日は「遠野まつり」だそうです。
カッパが出るとか座敷わらしとか話には聞いいたことはあるが、あまり予備知識を持たずに訪れた遠野で、まず案内されたのは花巻市「ミステリー坂」。

磁場とかの影響ではなさそうですが、ブレーキを離すと後ろに下がる、錯覚なのか?ガードレールが斜めって見えました。

次はめがね橋、道の駅「みやもり」から一望出来ます。

宮沢賢治の銀河鉄道に関係があるそうです。
ここを走る、JR釜石線では蒸気機関車が復活しています。
曲がり家「千葉家」は通過しながら見上げました。
無線にてmizuさんの説明によると、今でも実際に居住なさっているそうです。
そして「遠野ふるさと村」に到着、ここは馬と一緒に生活する曲がり家を移築して昔ながらの山里の生活が体験できるテーマパークです。



しかし、この日は暑い、駐車場から正面の小山に点在する曲がり家までは結構遠い、。
しかしわがクラブの面々は健脚です、「こびるの家(茶屋)の甘味がおいしいとか、どぶろくがあるとか」あーだ、こーだ言いながらも茶屋に着きました。自分はアイスと餡子(あんこ)を食べましたがとても美味しかった。
どぶろくはバイクのため皆さん遠慮しました。
開けた田んぼを走り、お寺の前にバイクを停めて山門をくぐると、ここの左の森がカッパ淵だそうな。



山の渓流みたいなのを想像していたのと違っていて、常堅寺という立派なお寺で「カッパ狛犬」が有名らしく、カッパの由来は、むかしお寺が火事になったことがあり、その時、カッパが頭のお皿から水を噴射し、消火したそうな。
この話には工場長 林さんが大受けしていました。「頭のお皿から水を噴射したんだって!信じられない!」カッパの存在は認めているようですが、カッパの裏技には敬服した様子でした。
あれ?カッパが消火!ということは「消防単車」にとってカッパは大先輩!?思わず、ふ~む!と言いつつ更に左側に進むと小川が流れ、こんもりとした木々に囲まれたカッパ淵。
あ~カッパが出そうな雰囲気です。
あれ!?会長が竿を出しています。竿の先にはきゅうりが!

なんとカッパ釣りです。
カッパ捕獲許可証を購入するとカッパが捕まえられるそうな、夢があるというか結構受けました。

今夜の宿、フォルクローロ遠野へ向かいます。
JR遠野駅の2階がホテルになっています。
シャワーを浴びて駅前からタクシーに分乗し、遠野名物ジンギスカン「あんべ」へ、初乗り500円のワンメーターで着きました。
テーブルにはガス台にジンギスカン鍋がセットされ各自紙ナプキン装着。

乾杯と同時にラム肉を焼きます。食べると今まで食べたジンギスカンとは全く違う、癖がない、エ~ッ!これが羊なの?名物にうまいものなしではなく、とても美味しい名物でした。
1時間足らずで追加のお肉もたいらげ、満腹となりましたが、時間はまだ早いので遠野の夜の街へ繰り出します、といっても田舎の街。
何とか結構おいしい居酒屋さんでつまみも美味しく楽しめました。
Mizuさんは地元とあって同級生にあったとか?!
ふるさと遠野を感じた夜となりました。
日本の原風景。ふるさと遠野、そこに生活している人の暮らし、自分の田舎、島根でも駅前は寂れ、バイパスの周りが栄える。同じ雰囲気を感じましたが、カッパ伝説を生み出す。ジョークに富んだ遠野にはまた行きたいと思いました。
ツーレポ 遠野編 No.55 消防単車
(リポーター:林)
9月15日
昨日のカッパ淵とジンギスカンの余韻もつかの間、朝5時半に起床。
一服しようと外に出ると、福島斎藤さんが駐車場に、お決まりの?早朝整備の始まりです。※修理ではありません(笑)。
その後、7時に朝食し、8時には出発です。

遠野駅を後に、しばし走ると無線で小水内さんが実家を紹介。
左手に見える、そのご実家に何気なく手を振ると、そこにはお母様がおり、手を振ってくれました。きっと、来る時間を予想して待って見ていてくれたのだと思います。
おにぎり(梅)も頂きましたので、またの機会にお礼に伺いたいと思いました。
「お母さん、ありがとうございます。」
右手に小水内さんの幼少期を過ごした水場を通りつつ、本日の目的地である一番目の大船渡へ。
途中雨が降りはじめましたので、「カッパ?」装着です。
まず。「碁石海岸」へ、こちらも震災の影響で入場制限が一部ありましたが、名物「雷岩」を見物、遠くに台風の影響か雷音も聞くことができ、こちらを後にしました。


次に陸前高田の「奇跡の一本松」へ。
到着するまでの沿岸の被害は今も甚大で、TVで見ていたものとはまったく違う恐ろしいほどの景色で、安易に震災を語れないほどの津波の被害にただただ手を合わせることしかできませんでした。


続いて気仙沼へ「打ち上げられた漁船」を見学、こちらは解体されるとのことでした。

昼食後、南三陸町「防災庁舎」を訪問、圧倒的過ぎて言葉がでませんでした。

ここでは献花場がありましたので、皆で手を合わせて後にしました。
その後、雨足が強くなったので「石ノ森正太郎記念館」の見学は断念。
「仮面ライダー」を食入る様に見て育った自分としては又の機会に是非訪れたい場所となりました。
雨の中凸凹の道路を駆抜けて「うぶかの郷」には午後4時半に到着。
すると・・・・・
駐車場にはバイクが2台だけ・・・・・、6名合流することになっているのだが・・・
2台は小柴さん・大槻さん、素晴らしいです。
漢(おとこ)です。
「他の方は台風でキャンセルか?」と思いましたが、いえいえ、車でのご登場でした(笑)。
全員が揃い、いつもの通りに宴会と2次会で盛り上がり本日は就寝。
2次会では福島の佐藤さんが日本酒を差し入れていただきました。
9月16日(月)
翌朝の朝食時にもスタート時間が少し遅いとのことでわざわざ、おにぎりやパンを用意して頂きました。
感謝です。
台風18号が本州を直撃しており、東北にも迫っておりましたので、早めの解散。

私は菅原会長運転・神田さんパッセンの同級生コンビ?のサイドカーをトップに帰路へ。
那須高原SAあたりから暴風雨に直撃!道中、中島さんから「大丈夫?」と心配メールが来ましたが、「全然大丈夫じゃありません(汗)」と心の中で叫びながら気合?で走行いたしました。
次の休憩所「都賀西方PA」で、田中さんと小柴さんにお会いしたので、小柴さんに「雨降祈願が効きすぎですよ(笑)」と伝えると、「お祈りがキツ過ぎました(笑)」とのこと。
その後も強風と豪雨にも負けずに無事帰宅いたしました。
それにしても、この3日間のツーリングは大変濃厚な旅になりました。
企画していただいた幹事さんに本当に感謝いたします。
また、3日間を過ごして頂きました会員の皆様にも合わせて感謝です。
台風のせいで 雨のツーリングは大変ですが終わってみると素晴らしい思い出となりました。
「雨もまた良し」と言うことで次回、皆様にお会いできることを楽しみに筆を置かせていただきます。ありがとうございました!
ツーレポ:63番 ハヤシ
※ツーリングレポートに戻る→こちら
---------------------------------------------------------------------------
by bmwmoc
| 2013-09-14 07:00