第26回 みちのく旧車ミーティング |
(レポート№13金子)
「第26回みちのく旧車ミーティング」が7月26日~27日、青森県・七時雨山荘(ななしぐれさんそう)にて開催されました。
昨年のメンバーに、海外ツーリングでお馴染み「(株)道祖神」のKさんが加わり、暑い東北道を9台のアールズ達は「みちのく」に向け走りだしました。


■7月25日
私(金子)は会場入り一日前の25日に、北のまほろばと呼ばれる津軽半島の龍飛岬(たっぴざき)から十三湖、五所川原まで片道900㎞久しぶりの一人旅とした。
皆さんは、高速の単調な走行時、歌をハミングしながら目的地を目指したことありませんか?
龍飛岬は、石川さゆりの「津軽半島冬景色」、新沼謙治の「津軽恋女」など多くの演歌が思い起こされますが、郡山を過ぎ、山の中を進むと動物飛び出し注意の標識に「生まれ東北山ン中~♪サルも居りました~♪」のフレーズを思い出し、カラオケ名人のクラブ事務局○木さんが「演歌を歌うはまだまだ月謝が足りない」の声が聞こえたようで、下手な歌は事故のもとと沈黙の8時間を経て東北道・青森インターで降り、国道280号線で竜飛岬を目指した。


龍飛岬へ一直線のR280は、歩道境に組み立て式防雪柵が冬の厳しさを物語る。
左端の地平線沿いの白い構造物は2016年3月新青森・新函館北斗間開業予定の北海道新幹線の高架橋だ。
バイパスが出来て忘れられた海沿いの旧道をゆっくり走る時間は一人旅の醍醐味。
▼「 龍泊ライン」は、龍飛崎から小泊間、全長20kmのワインディングロード。

▼龍飛崎灯台

小泊側へは急カーブが連続し、曲がるたびに海と山の眺めがめまぐるしく入れ替わる。
峠からの見晴らしは素晴らしくおすすめのコースで今回随一の眺望。
十三湖は鎌倉~室町時代北日本十指に数えられた港。津軽は神社仏閣が多く歴史好きには見応えのある場所が多い。
▼十三湖から海岸沿いに南下し五所川原へ。

十三湖はかつて十三湊(とさみなと・じゅうさんみなと)と呼ばれたが北国第一の港の繁栄ぶりの面影の欠片すらない。
▼名物 シジミラーメン

▼日吉(ひえ)神社の鳥居 最上部の笠木が二重(神仏習合の信仰らしい)霊気漂うパワースポット

五所川原は立佞武多(たちねぷた)で有名。
展示館に入るとビル7階建て相当の23mの大きさにびっくり。

さて、当クラブ2人目の芸能人の○本竹山氏、津軽三味線をマイカーに積みいつでもどこでも練習に励んでいる。
その思い入れを聞くたびいつかは本場で聴きたいと居酒屋「だだん」へ。
貝焼き味噌や生干し烏賊を肴に地酒を飲みながら「津軽じょんがら」のライブは最高でした。

■7月26日
岩木山は雲に隠れている。
鶴田町に全長300m3連太鼓橋は日本一長く美しい「鶴の舞橋」

一面のリンゴ林を抜け弘前城に寄り、田んぼアートで有名となった青森県・田舎館村(いなかだてむら)へ。
このグラデーションを出すために7色の稲を使うそうで役場屋上から見るために30分並ぶことになるとは。


田んぼアートのまち田舎館村は→こちら
高速を八代インターで降り、会場への山道で先行するベロセットのフイッシュテールから乾いた排気音を聞きながら会場入り。
インディアンスカウトなど旧車のエンジン音はノスタルジック。
夕方4時ころ、わがクラブ員も元気に七時雨山荘に到着!!





■7月27日







ラリーのスタートはミーティングの解散で、ゴールは次のミーティングの開会式で採用されている。
事務局曰く、「ミーティング解散が、来年のミーティングへ向けた出発点です。」納得!

ミーティング会場を後にし、今夜の宿「藤七温泉(とうしちおんせん)」へ向かう途中、「みちのく記念館」に立ち寄りました。



みちのく旧車ミーティングは→こちら
藤七温泉・彩雲荘は海抜1400mの東北最高峰の山の宿。
下界は晴れていたのに、高度を上げるに連れて、雨と風が強くなりそれにガスまでかかかってきた。



内湯はぬるいので露天の源泉へ行こうとしたがあまりの寒さに断念し一番近くの露天で我慢。

■7月28日
朝になると、露天風呂は風も止み、景色も気分も最高だが宿の温度計は12度!
あまりの寒さに素っ裸で走って露天風呂へ!!




出発時、ジャケットにウインドブレーカーを羽織ってもまだ寒い。


ところが山降りて東北自動車道は30C°真夏の現実に逆戻りです。
全走行距離1,850㎞。
間もなく60才を迎える旧タイプBMWモーターサイクル。
ますます気に入りました。
来年も七時雨山目指しバイク整備に励みましょう。
でも乗る人の方が先にくたびれてしまわないようキック出来る体のケアも怠りなく。
レポート№13金子
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