2015年 04月 18日
第33回 ボクサーラリーin浜名湖 |

(レポーター:八潮の佐藤)
毎年恒例のボクサーラリー、今年は4月18日・19日、静岡県・浜名湖での開催となりました。
当日、早朝はかなりの冷え込みがあり場所によっては一桁台の気温の中、旧タイプを走らせての参加者も多かったと思います。旧タイプの空冷バイクには好ましい気温ですが、ライダーには少々厳しいスタートとなりました。
春の便りが届いてからずいぶん時間が経つのに天気とバイクの故障だけは相変わらず読めないのが何とももどかしいです。

4月18日(土)
東名高速「中井PA」に集合!!
さて今回、出発するメンバーは2部構成に分かれており先発隊は午前8時に、後発隊は午前9時に中井PAに集合出発です。
私は先発隊で、集合時間の30分前に到着したものの私がビリ到着でした。
毎度のことですが相変わらず我がクラブ員の走る意気込みは凄いなぁっと実感しました。
メンバーが揃った先発隊は幹事志村さん必須アイテムのホイッスルの合図と共に予定時間より少し早目の出発となりました。


その後の経路は富士川SA、牧の原SAで休憩と給油をしながら段々レストアがきかない自己の体調とバイクの調子をみながら浜名湖の会場に向かうのでありました。
一路西へ!


浜松餃子
途中の昼食時間では浜松に到着したならば名物「浜松餃子」をとメンバー全員でたらふく食べて空腹を満たした。


うなぎパイファクトリー
その後は夜の宴の前に元気にならなくてはと、「鰻パイファクトリー」の工場見学を幹事様の素晴らしい考案と予めの予約により、程良い待ち時間の間に工場見学来場者用に配られる鰻パイを試食させて頂くことができました。


「夜のお菓子」
実はこの「夜のお菓子」のキャッチコピーはこの会社の創立者の方が、家族が絶対に揃う時間帯の夜に美味しいものを食べて会話や団欒をもたらされるようにと考えたそうで、心理をうまく狙った当時の戦略商品だったんです。

会場のホテルに到着!
我々、先発隊は浜名湖ロイヤルホテルに午後2時半頃に無事到着した。

駐車場に到着するといるわ!いるわ!普段では絶対見かけることのない黒装束にあの子持ちラインの怪しい車輌集団(笑)テンションは一気にMAX状態であります。

温かい歓迎に促されての各自所定の場所に駐車をし、再開の喜びを分かち合う間もなくボクサー談議があちこちで繰り広げられておりました。今回、初参加の私は完全なカメラ小僧となりあっちでシャッター、こっちで質問、すかさずレクチャーを受けるというただの少年おじさんと化としておりました。。。


さてここからがお恥ずかしい話なのですが、キャブレターのフロート側の蓋をするネジを緩んだまま走行してきたのを気が付かず、前オーナーのT師匠から何でここを外しているの?という指摘されて初めて緩んでいる事を知るというなんとも間抜けな初参加となってしまいました。
高速道路を下りてから右のブーツのところだけ油まみれになっていたり、途中に謎のエンストがあったものの、それでも通常速度のレベルで普通に走ってしまう素晴らしいバイクなんだと改めて実感しました。さすが旧タイプであります。
そんな素晴らしくいい加減・・・?で、完成度が高い・・・?うえに、粘り強さ?・・がハンパじゃない、そんなことが普通ともいえるのが実証された旧タイプでもありました。
尚、その模様は某雑誌に掲載されるかもしれないというオマケ付の悲しい出来事なので、クラブ員のみなさまこの場を借りて早々に深くお詫び申し上げます。
宴会開始
第33回ボクサーラリーの開催は定刻どおり午後6時半に司会者の声と共に幕開けとなり、ボクサークラブ会長さんの挨拶から始まり、そしてこの会の創始者でもあられるボクサー界のウルトラマイスター神宮司さんからのありがたいお言葉を頂戴しながらボクサーの晩餐会は進むのでありました。

▼主催者の神宮寺さん

時間が増すにつれ交わすお酒に導かれるかのように親睦の深さもほどよくリンクしてゆきます。
いつしかボクサーを愛する、更なる思いが一つになり最高の笑顔と、熱いバイク談議に酔いしれているなかで、宴のお開きを告げる我がクラブ菅原会長の1本締めの掛け声と共に名残惜しまれつつも賑々しく閉会となり各自部屋にもどることになりました。
▼浜名湖と沈む夕陽

4月19日(日)
一夜明けて、窓の外から見下ろすと既に駐車場にはちらほらと入念な調整をしている方々や、普段では見られない車種をこの時とばかりにカメラに収めてと、前夜の興奮冷めやらずといった感じのようでした。
朝食を済ませ荷物を載せて帰宅準備をするあたりから雨の気配が着々と来ており、集合写真や、クラブの集合写真を撮り終えるころには全員レインスーツ着用せずには走れないところまでの雨降りとなり、お別れの言葉も、そこそこにスタッフの方々へ手を振りながら会場を後にしました。



往路、金○氏の車輌トラブルに見舞われ軽トラトランポでの参加や、帰り道、「鮎沢PA」のレストランにH氏の見覚えのあるウェスバッグの忘れ物があったものの全員無事に自宅に到着となり、第33回ボクサーラリーも無事閉幕終了となりました。

<レポートの追記として>
今回初めてボクサーラリーに参加できてとても感動しました。
いつかはアールズに乗りたいと夢描いて30年近くの思いが届いた気持ちいっぱいです。
また、このクラブの一員としていろんな方とお話しができたことも深く感激しております。
そして旧タイプを乗るにあたりかけがえのない橋渡しをしてくださった副会長の中島氏と、長い間躊躇していた旧タイプの世界に行くきっかけをくれた埼玉の黒田氏に再会できたこと、しかも伝統あるボクサーラリーというビッグイベントで参加できたことが何よりも素晴らしい2日間でありました。
あの時の『いつか一緒に走りましょう』から、今度は『また、一緒に走りましょう』
その言葉が実行でき、そしてまた新たな約束ができたことが今回のラリーの最高の思い出となりました。
最後に帰りの高速道路を3人が同時に走っている姿は一生記憶から離れそうにありません。
リポーター:会員#79佐藤

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by bmwmoc
| 2015-04-18 08:00
| 2015年 ツーリングレポート