涼しさを求めて |

(1日目レポーター:吉野)
行く先は群馬県・万座温泉に在る「湯の花旅館」。
8月4日(土)

「鶴ヶ島JCT」の手前まで行くと既に渋滞が始まっていた。
7時30分頃「高坂SA」に到着し、いつもクラブ員が集合する場所には本所の鈴木さんが既に待っていた。
土方会員はサイドカーで先に「佐久平PA」に向かったとの事。
暫くすると 皆さんが到着。
朝ごはんを食べに行く会員もいたが、私は済ませているし「横川SA」で給油もしたかったので先に出て土方さんを追いかけた。
「横川SA」で、給油を済ませ「佐久平PA」を目指し9時過ぎに到着すると何名かが既に到着していた。
佐久平PA

幹事の玉葱ジジイこと小柴群馬支部長も到着して、ハイエースでの副会長、オープンカーの大槻会員の4輪組も到着して全員でのミーティング。
幹事小柴さんが「全員分のレジメを作るも自宅へ忘れてきた」との事で、口頭でのコース説明後、定刻に出発した。



やぐら亭までは何とか走れるとの事でそのまま走るが、走ってしまえば、「パンパン」は消えた。
やぐら亭
11時に「やぐら亭」に到着、ここの蕎麦は普通サイズでも他店の大盛りと同じで量が多いので有名だ。




ところが、走って5分の「上田駅」前あたりから何度もエンストをくり返す、低回転では調子が悪そうだ。
坂の上にある国道18号まで何とか登るも、この先に道のりを考えると、無理そうなので、近くにあったバイク屋に話をすると「キャブとかならば簡単に診られそうな車両なので、明日10時頃までに診ておく」との事でバイクを預けて、本人は副会長の車の隣の席へ乗車して出発した。


国道144号~406号で「菅平高原」へ入ると少し涼しくなる。


一度高原を降りてコンビニで休憩の後、県道54号~122号を走り標高1,823mの「毛無峠(けなしとうげ)の大パノラマの景色を拝んだそうです。

私は四輪隊の後から付いて行ったので毛無峠は寄らず皆より早く群馬県・万座温泉「湯の花旅館」へ到着。
万座温泉「湯の花旅館」
万座スキー場の朝日山ゲレンデの目の前にある宿で山荘といった佇まいである。

涼しい(25℃くらいだろうか)玄関先で休憩していると程なく仲間も到着、繰り石坂道の駐車に皆苦労している。


何人かはチャッカリ舗装路路肩駐車(行き止まりの道で通行車両は有りません)。
アイウエオ順で部屋割りされ しばし休憩の後、天然かけ流しの温泉へ。
湯船はそんなに広くはないけれど、木の枡がありその中に「猿のこしかけ」と「マツフジの蔓」が入っていてにじみ出たエキスが樋を通して湯船に注がれ、温泉と薬効の相乗効果を味わえる特別な薬湯温泉でした。



月見岩の露天風呂

飲むのにも適していてペットボトルやポリタンクに汲んで帰る方も多いとか。
夕飯迄には時間があるのでビールを自費で買って神奈川松田支部長の部屋へお邪魔して風呂上がりの至福の歓談時間へ、
程なく疲れと酔いで自室にて夕食前の一寝へ。
夕食の時間になり囲炉裏を囲む宴席へ、

ビール・日本酒・焼酎と飲みながら色々な話でもりあがる。幹事の持参した酒の肴が美味しく宿の瓶ビールは全部飲み干してしまい、最後には「缶ビールで」と宿からお願いされた。
楽しい夕食が終わり外へ出ると、そこは満天の星空 火星も接近していて大きく明るい。
就寝前に星を見ながら入る露天風呂もまた格別だった。
熱いお湯が注がれているので、掻き混ぜながら入らないと上半身が火傷しそうになり、本当はゆっくりと星を眺めながらまったりしていたかったが、部屋に戻り就寝となった。
8月5日
(2日目レポーター:小柴・玉葱爺)
昨晩の程良い宴の余韻を感じながら朝4時に目が覚めた。

夜明け前の空が段々と明るくなっていく中を、外に出てバイクの周りを歩き、夜露と朝露に濡れたバイクたちを見ながら、いつものようにバイクをタオルで拭いた。下界では信じられないが、温度計を見ると15度だった。
朝風呂へと足を運ぶと、すでに何人かの仲間が浸かっていた。
歳を取ると起床時間が早くなると言われるが、朝食時に人数の確認をすると、既に全員揃っていてご飯の催促をしている。
朝からお替りをする食欲旺盛な姿を見ると、年齢の心配は余計なお世話であった。
▼旅館前で記念撮影





栄村・清津峡を走り石打に出て、帰宅組とキャンプ組に別れ、クラブ員の饅頭屋「大阪屋」に着いた頃は、肩がパンパンに張り疲れはピーク1(コールマンのコンロ)になっていた。

自宅までは残り90キロあるが、サイドカーで山道を攻めるのは体力的にもキツクなってきたのを感じる。首から背中に一本の焼け火箸を付けられたような筋肉痛を感じ、氷をタオルで包み患部を1時間ほど冷やし安静にしたら少し楽になった。
8月5日~7日
同行のビーパル親爺さんと植木屋の親方の二人は、赤谷湖近くの「湯島オートキャンプ場」に5日~7日と滞在した。

それから、饅頭屋さんお勧めコースを100キロほど走った。



▼「たんばらスカイーパーク」にて、ラベンダーの群生見学。


小生(小柴)は7日の夜にキャンプ場にお邪魔をした。
雨の降る中、タープ下で酒を飲み楽しい時間を過ごし、植木屋さんのミュージック・レパートリーには驚いた。
小生が若かりし頃、好きだった曲をリクエストすると、小さな文鎮程のスピーカーから懐かしい曲が流れ始め、4畳半アパートの独身東京生活時代にタイムスリップした。
▼懐かしい歌に酔いしれる?玉葱爺さん

下田逸郎の踊り子、五輪まゆみの他人帰り、小椋桂の浜辺の恋など次々と流れる曲と焼酎に酔いし、今は段ボール箱に眠っている沢山の思い出レコードを又聞きたくなってきた。
追伸
今回のツーリングは、車検を受けたR100RSで参加の予定だったが、前日にセットアップしたETCの電源を入れたままで、バッテリー上がりでスタートできなく、急遽サイドカー参加になった。
お蔭様でクーラーボックスも積めたので、自家製漬物や手料理を運ぶこともできた。
宿の風呂は60度以上ある源泉の為、昼食時に電話を入れて温度を下げるようにお願いをした。何度も通った温泉宿だが露店風呂はいつも熱く入浴できなかったが、念願の万天星の露店風呂を体験できた。
悲しいニュースだが、ツーリングの数日後には、今回走った渋峠にヘリの墜落事故が発生した。白根山噴火の際にも活躍した山岳事故の救援隊で、勇敢な消防隊員方が亡くなった。心中よりご冥福を祈ります。 合掌
(レポーター:小柴)
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