第8回 合同ミーティング |
祝祭は霊峰富士に抱かれた中央道「双葉SA」から始まる。

「曇りのち雨」の予報通り、はっきりしない空模様だが「俺は昭和の晴れ男だぁ」と豪語するOさんの御利益で雨は一気に小粒となってきた。
▼中央道「双葉SA」


「中央道」は名の通り日本の中央にあるので中央高速だと、その両サイドは山々と樹木ばかりで、海育ちの小生には些か食傷気味である。(ヤッパ、チャコの海岸通りは最高さ!♪♪海岸で若い人がハダカで踊るジルバ♪♪―――失礼。つい浮かれてしまいました。)
「諏訪IC」で降り「諏訪大社上社」に参拝。
手水舎(ちょうずや)の龍の口から流れる温泉の感触は子供なら超感動するところかもしれない。





「御柱(おんばしら)令和の御代(みよ)も凛(りん)と立ち」
諏訪大社から国道152号線を走りいよいよ「杖突峠」に入る。
北海道の「黄金道路」の由来を訊くとユーモアとペーソスの入り交じった名で忘れられない道のひとつだが、「杖突峠」や「杖突街道」とは余りにも直裁的表現で愛情も浪漫もあったものではない。
特に「突く」という語には諏訪・伊那地方の人々の怨念がこもっているようである。
想像するに、人々はこの急峻な峠道に対してまさしく杖を突き刺すように往還していたのであろう。
「杖突の聖(ひじり)振り向く梅雨の諏訪」
雨に煙る山並みをみながら道の駅「南アルプスむら長谷」にて昼食。


英気を養い、知る人ぞ知る「中央構造線博物館」を目指す。
▼静岡県浜松市から長野県上田市を結ぶ国道152号線は、途中で2か所、分断されていて迂回を強いられる。
まさしく「酷道」である。


▼中央構造線とは、日本列島の西半分を縦断する日本最大の断層で、その陸上部分はおよそ1000kmあり、宇宙からも見ることができるそうだ。


日本列島創世について重要な地点であり、河本研究員の話しだと「地球はまだ進化途上です。」とのこと。


博物館の前に小さな川を挟んで「大鹿村小学校」の校舎がみえる。理由もなく良い小学校だと思った。
―――宇宙はどんどん膨らんでゆく 二十億光年の孤独に僕は思わずくしゃみした――― 谷川俊太郎
「恐竜のつまづき石に蹴躓(けつまづ)き」
祝祭の会場「浪漫の館 月下美人」に到着。


壇上に登ったレジェンドの御方々の御挨拶。
▼ボクサークラブ会長「渡邊さん」


▼我がクラブ会長の「菅原さん」も挨拶。
しっかりと、本年度は我がクラブが幹事である「BMWフェスティバル」について説明がありました。
「第47回 BMWフェスティバルin裏磐梯」については→こちら
※クラブ員一同お待ちしております。



「今年、免許を書き換えましたので87歳まで大丈夫です。」この言葉にライダーたちの“気概”がすべて集約されてはいないか。
▼クラブ顧問(左端)は最高齢の84歳、サイドカーではあるが自走で参加。
高齢者TOP7名の中から我がクラブから3名も選ばれてしまった。
着々と高齢化の波が押し寄せてます。


ある詩人の言葉を借りれば「誰にも老人なんて言わせない!」壇上に登った『昭和の晴れ男』ことOさんの御挨拶「私がこの中では一番若いんです!」。
まさに恩賜(おんし)の金言。
7月21日
出発前に一斉の再会ホーンを鳴らし祝祭は終わった。

▼来年の再会を約束して記念撮影。


「祝祭に集いし鉄馬いざ行かむ」
▼毎回、ユーモアとセンスある景品を頂きボクサークラブの皆さんの心配りに感謝いたします(管理人)

by駄句太郎(No.91 田丸)
【追記】この会の様子が地元新聞「南信州新聞」に掲載されたそうです。

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