みちのく連泊ツーリング |

9月14日(土)
集合は東北自動車道の佐野SA6:30、安積SA8:30、菅生SA10:30ということで、私は菅生SAを目指し今回はBMW G310GSで出発しました。
途中1回喫煙休憩を挟みつつ安積SAに到着、ガス残あと十数キロ。
朝食と給油を手早く済ませ、なんとか菅生の手前で幹事の小水内さんに追いつきました。
次は仙台南部道路~仙台東部道路~三陸自動車道を通り石巻の「
石ノ森萬画館」へ。残念ながら建物を外から眺めるのに留め、昼食のシーパルピア女川へ向かいます。
あちこちに津波による浸水区間を示す標識が立てられており、盛土や新旧の交錯する道路など大災害の爪痕、新しく築かれようとしている人々の営みをあちらこちらに感じました。

今回のツーリングは自転車イベントの「ツール・ド・東北」と日程が重なっており、方々でロードバイクに乗る彼らに遭遇しました。
女川でも我々が遅めの昼食を取っている脇で彼らが浜焼きなどを頬張っている光景がありました。
ここからは海岸沿いの下道を南三陸まで進み給油、再び三陸自動車道(途中未開通区間は下道迂回)、ようやく気仙沼市に到着となりました。
コンビニにて買い出しの後、今年の春開通したばかりという「大島大橋」を渡り大島に上陸しました。

無線などで話題に上がっていた定期フェリーですが、橋の開通と同時に100年以上続いた役目を終えたそうです。
本日のお宿、気仙沼ちゃんの宿「アインスくりこ」ではロビーで魚貝を振る舞う名物大将のおもてなしに始まり、海鮮たっぷりのお料理、仮装カラオケ大会など大盛り上がりでした。


また、宴会後の大将が運転するナイトバスツアーでは震災時の体験や英雄談、気仙沼港や漁業のこと、軽妙な語り口で楽しいひとときを過ごせました。
この宿、リピーターが多いというのも納得です。
幹事の小水内さんありがとうございました。

続いて2日目。旅先で目覚めたとき、帰りの日ではなくまだまだ続きがあるぞ!というのは連泊ならではの感慨です。
▼お世話になりました~!
今日は相馬まで南下し、そこから一気に猪苗代まで駆け上がるというダイナミックなコースです。
まずは昨日、時間が足らずに省略となったスポットを巡ります。
大島大橋、気仙沼シャークミュージアム、そこから少し離れた三陸復興国立公園、そして最後に向かったのが旧気仙沼向洋高等学校「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」です。
こちらも今年の3月にオープンしたばかりです。


震災においては、津波の前に生徒を全員避難させ、一部教員と工事関係者が屋上に避難し犠牲者を一人も出さなかったそうです。
毎年ハワイまで長期航海をする水産系の高校ですがお見事です。
津波の被害がそのまま保存されており、校舎3階に突っ込んできた自動車や引き波によって運ばれ折り重なった車など、当時の凄まじさが残されていました。


ここからは途中PAでトイレ休憩を挟みつつ三陸道~仙台東部道路~常磐自動車道を経て一気に相馬へ。新地ICで高速を降り海岸へ向かい、松川浦の手前で昼食となりました。

出発後は松川浦を囲む細長い中州の絶景を一気に駆け抜け岩井埼「潮吹岩」と「龍の松」を見学、太平洋に別れを告げます。


まだ一部区間のみ通行可能な東北中央自動車道を抜けた先の、道の駅「りょうざん」に立ち寄りアイスクリーム休憩。
ここから再び下道で福島市街に到達。
なんとなく天気が怪しくなってきました。
さすがに山中は弱雨。
ようやく中ノ沢温泉「花見屋旅館」に到着。
初日は500km超、本日は300kmの走行距離となりました。
本日一泊組と合流し、だいぶ人数が増えました。
宴会は福島の斉藤さんの挨拶に始まり、
二次会へと二日目の夜も賑やかに深まってゆきました。
斉藤さん、桃、美味しかったです。

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