
苫小牧に上陸!
深夜便に変更になったため、北海道の苫小牧には夜間到着となり、富良野での「北海道ミーティング」会場には明日の早朝に出発することにし、フェリー乗り場近くのビジネスホテルに泊まった。

8月29日(日)
「北海道ミーティング」会場に到着!!
ホテルの朝食も取らずに早朝出発し「道東自動車道」をつかい、富良野で開催されている「北海道ミーティング」会場には10時ころに無事に到着した。
※「北海道ミーティング」については→こちら
植木屋さんは何度も参加してて、昨年はメグロスタミナZ7(1957年製)を出品しグランプリを取っている。
当然、旧知の友人も多いので、あちこちより挨拶がかかる。

会場には国産車が多いが多種多様なバイクが集まっていた。

ここに並んでいるのはコンテスト車で見ていて楽しい。

これは、二宮尊徳?をイメージしたそうで笑いを誘っていた。
それに、見事にグランプリを獲得いたしました。

私のサイドカー、本車がカー側に傾いたセッティングのため右側にハンドルが取られ、走りに違和感があったため、相談した所、皆さんが手伝ってくれ修正してくれた。
「皆さん、ありがとうございます」
これで直進性が良くなり大分乗りやすくなった。
関係者の皆さん。

終了後、植木屋さんの北海道でのバイク仲間と近くの丘までプチツーリングとなった。

植木屋さん知人のロータスセブン。
オープンカーは北海道の大地に似合う!!

ツーショットを撮ってもらった。
天気も良く北海道らしい風景です。

留萌に向けて出発!
皆さんと別れ今夜の目的地「留萌(るもい)」に向けて走り出す。
この頃になるとサイドカーも段々と慣れてきて前方を走る植木屋さんについて行くことができるようになった。
北海道の道はサイドカー初心者にとってはうってつけかも知れない。
下の写真は前方を走る植木屋さん。

日本一の夕陽が綺麗な黄金岬
曇っていて綺麗な夕陽を見ることは出来なかったが良い雰囲気であった。

ホテルの近くから、先ほどの黄金岬の方向を見ると真っ赤に染まっていた。
地元の人の話だと天気が良いと空いっぱい真っ赤になるそうだ。

8月30日(月)
今日は、日本最北端の宗谷岬まで走り、稚内市に宿泊予定だ。
日本海オロロンライン
「日本海オロロンライン」を北に走るのだが、オロロンラインとは小樽から稚内市までの日本海沿いを380km走る快走路で、江戸時代後期から昭和30年代にいたるまでニシン漁で栄え、道路沿いには当時のニシン番屋が保存されている。
この時は朝早かったせいか誰もいなかった。

一列に28基もの風力発電のプロペラが並ぶ風景は壮観だった。
サロベツ原野PAにて休憩。

サロベツ原野展望台があり、パンケ沼や湿原を眺望できる。

展望台から見たパンケ沼と湿原。
サロベツ原野の中を、電柱やガードレールも無い一直線の道が続く。ライダーに一番人気です。
水平線の彼方に「利尻島」の利尻富士が見えてきた。
今回は「
礼文島」と「
利尻島」には渡る予定なので胸が躍ります。

日本最北端の宗谷岬
稚内市街を抜け、向かったのは、日本最北端の「宗谷岬」。 私は北海道は何回か走っていて宗谷岬は2回目だが、やはり感慨深いものがあり、思わず「バンザイ」です。

宗谷岬にはシーズンオフでもあり観光客は殆ど居なかった。
サイドカーが珍しいのか声をかけてくれた人がいて、話を伺うと定年後は毎年のように夫婦で北海道に来ててハイエースで車中泊し夏場の2,3か月いるそうです。
憧れますね。

宗谷丘陵
宗谷岬の背後の丘を駆け上がり「
宗谷丘陵」に出ると北海道らしい世界が広がっていた。

そこからの景色はオホーツク海や日本海を望み息を飲むほど素晴らしかった。


国内最大規模の57基の風力発電が丘一面に広がっていた。

納沙布(ノシャップ)岬
宗谷岬より稚内に戻り、宿に着くのにはちょっと早いので「納沙布(ノシャップ)岬」を訪ねた。ここも夕陽で有名だ。
稚内灯台は、紅白の鮮やかなツートンカラーで高さは42.7メートルで北海道で一番高い灯台だ。

無事に稚内の宿「温泉民宿・北乃宿」に到着、ここはライダーにも人気らしく先客のバイクが停めてあった。一泊二食つきで7500円とリーズナブルで料理も種類が多くお勧めです。
8月31日(火)
夜来から雷が鳴り雨も降ってきて、早朝5時に起きて出発準備中にも止むことは無くカッパを着ての出発となった。
なぜ、5時に起きたかは礼文島行のフェリー出航時間が、朝6時半のため急いで出発。島めぐりは植木屋さんのサイドカー一台で行くことにしてあったので二日後に戻ってくるまで私のサイドカーは宿に預かってもらった。一台にしたのは、島巡りのフェリー代が高すぎるためです(汗)
20分程で「ハートランドフェリー」乗り場に到着。
礼文島に上陸!!
2時間ほどの船旅で、日本海に位置する最北の島、礼文島(2,600人)の「香深(かふか)港」に接岸。
現地は雨は降ったり止んだりの天気であった。
天候が悪いのでサイドカーでの見学は諦め、フェリー乗り場前のレンタカー屋で四輪を借り出発した。

ここのはもちもちしていて結構美味しかった。

礼文島は細長い島で、車での一周はできない。
まず向かったのは最北端「スコトン岬」ここは横殴りの風と雨が強く、北の果ての厳しさを実感した。
下の写真は小振りになった時に撮ったものだが奥に見える島が「トド島」。
晴れた日にはサハリンまで望めるそうだ。

看板とおり、最北端トイレです。
ついでに、私の大きい方を記念に置いてきました笑

澄海岬(すかいみさき)、礼文島の中で最高の透明度らしいが、空はどんよりと曇っており、ここも、強風がすごかった。

礼文島らしい風景、島全体がこんな感じで、森林限界を越えているので高い樹木が殆どない。

地蔵岩、お地蔵様が手を合わせて拝んでいるように見える巨岩。

桃岩(左側)、付近一帯にはシーズンであればお花畑で埋めつくされるそうです。

一応、礼文島の観光も終わったが、島の魅力を知るには一泊してトレッキングでもするのがお勧めであろう。
夕方、礼文島より利尻島(1,950人)の「鴛泊(おしどまり)港」までフェリーで渡った。
写真は後ろに見える島が礼文島で、利尻島から礼文島に行くフェリーとすれ違った。
今夜の宿泊地「利尻島」に上陸!!港からホテルまで二人乗りで走り、今夜の宿、「ホテル 利尻」には20分ほどで到着した。

ホテルから見た夕陽、綺麗だった!!

9月1日(水)
利尻島一周!!
利尻島では、サイドカー二人乗りで見学することにし、ホテルを出発時に記念撮影。
利尻島は円形の形をしており「利尻富士」を中心に一周できる。
一周、約60キロだそうで左回りで走ることとした。
正面に見えるのが利尻富士だ。

吉永小百合主演の「北のカナリア」のロケ地にて。

見返台展望台から見た利尻富士。

「利尻島郷土資料館」、建物は100年前の旧村役場を再利用してあるそうで、大正や昭和にタイムスリップしたような趣があった。

姫沼、残念ながら「逆さ利尻富士」は見ることはできなかった。

利尻島一番人気の「オタトマリ沼」、売店で食べたホタテ貝は厚くて美味しかった。

白い恋人の丘、どこでも背景は利尻富士です。

ガソリンが高い!離島だから仕方ないか!!

夕方、利尻島よりフェリーに乗り稚内に戻ったが、稚内では夜7時を過ぎており真っ暗だった、
写真は鴛泊(おしどまり)港より見たペシ岬展望台。
9月2日(木)
温泉民宿・北乃宿
稚内で泊まった「温泉民宿・北乃宿」には結局二泊した。出発前に記念撮影。
海岸沿いを走ると右手に昨日渡った利尻島が望めた。

今日も素晴らしい天気であった。

オホーツク海沿いの238号線をひたすら南下し、途中右折し層雲峡を目指した。

層雲峡に到着!!
夕方、5時ころに層雲峡に到着、予約してあった「ホテル大雪」に泊まった。

9月3日(金)
今日で北海道ツーリンも最終日、礼文島では午前中、雨に降られたが天気に恵まれ思い出に残るツーリングであった。ホテルにて記念撮影!
黒岳ロープウェイ
ホテルを出てすぐの所にある大雪山・層雲峡「黒岳ロープウェイ」があり、時間があったので昇ることにした
標高670mの層雲峡から標高1300mの黒岳5合目まで7分で到着するのだが、往復2400円は高くないかな・・・

5合目展望台からは、層雲峡の街並みが眼下に見えた。

北海道ともお別れです!!
層雲峡からは高速道路を使い、苫小牧フェリー乗り場に到着!

苫小牧港から大洗港までフェリーに乗船。

フェリーは来た時と同じ「サンフラワー サッポロ」だった。
最近のフェリーは大きくて設備も良く、長旅が苦にならない。

9月4日(土)
大洗港に無事到着!!
午後2時ころ無事に大洗港に到着し下船準備。
夕方、横浜の家に到着し、全走行1500キロの旅も終わった。
初めてのサイドカー長距離ツーリングであったが、サイドカーの旅もなかなか捨てがたく、このサイドカーとは長い付き合いになりそうだ。
拙い文章に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

レポーター:横浜の中島(ビーパル親爺)※写真は勝手に 管理人が掲載しております。都合の悪い方はお知らせ下さい。
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