新潟一泊ツーリング |

今年の9月の1泊ツーリングは、新潟県で河井継之助と近所で生まれた山本五十六の記念館で歴史を学習するいつもながらアカデミックなツーリングです。
9 月 2 日(土) 関越道を新潟へ
私は出発時刻の1時間以上前に集合場所の「高坂 PA」 に到着したが、さすが早起き?のメンバー達、たくさんの BMW 仲間がすでに集まっていました。
正式なミーティングは「越後川口 PA」 とのことで簡単に本日のツーリング概要説明後、定刻 より20分早く 8 時10分に出発です。
今年の暑さは異常!!
ここ最近の暑さの中でもさらに、今年の夏の酷暑後の9月でなので、どうなることかと思いながら出発したが、ちょっと曇っていたのも幸いして心地よい秋風を感じながらのクルージングとなりました。
しかし!この心地よさも中間休憩地の「赤城高原 PA」 あたりまで。
新潟県に入ったあたりから、酷暑の熱風を受けながらのサウナなみのロウリュウクルージングとなりました。
関越道を降り河井継之助記念館へ向かっている途中、顧問のサイドカーに異変が!!前輪が左右にぶれています。それでも、さすが顧問、誤魔化しつつ走行します。
河井継之助記念館に到着。
ガトリング砲や継之助の人となりについてお話を伺いました。

そのお話や司馬遼太郎の「峠」から考えるに、河井継之助は「武士としての筋」を通した人だったと思います。
※最後のサムライ「河井継之助」とは➡こちら
譜代大名牧野家の家老としては徳川将軍家(慶喜)を守るという眼目があります。
そのために世界最新鋭の兵器ガトリング砲2門の軍事力を背景に幕府軍と新政府軍の仲介役を務めようとしました。しかし、それは、無血革命を全く考えていなかった新政府軍(西郷?)の思惑(新政府軍監の岩村誠一郎の態度を見てもそれは明らか)に合わないものでした。
司馬遼太郎は、ガト リング砲の威力を過信して何でもできると思ってしまったという内容のことを著しています。


山本五十六記念館
次はすぐ近くの山本五十六記念館へ徒歩で移動です。五十六はアメリカとの開戦には反対していましたがやるならば、最初に叩いておいてアメリカから譲歩を勝ち取って講和に持ち込むという構想を持っていたようです。
しかし、アメリカは日本との講和など全く考えていませんでした。何だか戊辰戦争と似ていると思いませんか。
※山本五十六とは➡こちら

ちなみに、河井継之助と山本五十六、2人とも女性が大好きだったようです。
さて2つの記念館を見学してアカデミックな気分に浸ることはできましたが、酷暑のため見学が終わった後(何人かの人は山本五十六記念館の時に早くも)、 皆さんは魂の抜けたようなお顔になっていました。
そのような顔でふらふらしながらモーターサイクルを止めた場所に戻ると、メンバーがクーラーの効いた部屋で見学をしている間中、炎天下でステアリングシャフトを修理しているクラブ最年長の高橋顧問(88歳)の姿がありました。

その姿にメンバーの背筋がシャキッと伸びたのは、言う までもありません。
顧問の姿を見て背中がシャキッと伸びたメンバーでしたが、熱中症気味なことには変わりがありません。
今回のお宿「お宿まつや」へ

途中、先導者からの「一時停止違反検挙のためパトカー待機中」の無線が入り、全員ことなきを得ました。(無線は便利です)
宿は我がクラブで貸切です。
少々風呂が狭く、2つの風呂場を合わせても最大8人しか入れないので、変わりばんこに入って待望の宴会を待ちます。
客室のクーラーもよく効いて、メンバーの顔にも精気が戻って来ました。
菅原会長の挨拶から始まったいつもながら楽しい宴会。

高橋事務局長のお計らいで、R69とR32ののTシャツ争奪じゃんけん大会が開催され大いに盛り上がりました。
ジャンケンに勝ったことなどない私が珍しくしくR32をゲットすることができました。
ビール・日本酒利酒セットなどを楽しみながらあっという間の2時間が終わり、2次会へ突入です。
2次会では、高橋顧問が空冷エンジンと水冷エンジンのオイルの違いについて須田さんがエンジンや車体設計・構造の基礎知識について丁寧に講義してくださいました。
2次会も我がクラブらしい?アカデミックな会になりました。
22:00にお開きで就寝となりました。
9月月3日(日)
我がクラブメンバーは鉄人の集まりで、今日は昨日よりさらに日差しが強い、本来ならば喜ぶべきことです。もうちょと曇っててほしいと願っていたのは私だけではないでしょう。
おいしい朝食をいただき、恒例の記念撮影。
会長の挨拶で今回のツーリングはお開きです。

寺泊港魚市場と直帰組に分かれて解散です。
筆者は15:00過ぎごろ帰着しましたが、かなり熱中症気味でした。
メンバーの多くが70代以上なのに、あの元気良さ!鉄人の集まりですね。
(レポーター:No.92 山本)
----------------------------------------------------
※注:写真は勝手に管理人が掲載しております。都合の悪い方はお知らせ下さい。
※ツーリングレポート一覧に戻る→こちら
※BMWモーターサイクルオーナーズクラブHPは→こちら
----------------------------------------------------